トラックの荷台に積まれた長尺物に追突した事故

1.事故の概要

私が社会人になって1年目で起こした事故の体験談です。晴れた平日の夕方頃、私は会社のワゴン車に乗って、一人で目的地に向かっていました。マニュアルの商業用のワゴン車の運転にも慣れてきた頃でしたが、まだまだ未熟な時期でした。

私は、片側2車線の見通しの良い直線道路の走行していました。幹線道路であることから、交通量は多い状況でした。当方のワゴン車は2車線の左側を走行していました。当方のワゴン車の前方には赤色の布を荷物の端にぶら下げた2トントラックが走っていました。

私は、そのトラックとの車間距離をあけて、走行をしていましたが、突然、前を走るトラックが急ブレーキをかけました。広かった車間距離がグーッとつまりました。私はブレーキを踏み、速度を落としました。

するとまた、トラックはスッーと走り出しました。トラックは、やや路肩よりを走行していました。このため、私は、当方のワゴン車から、トラックの前には走る車がないことを、容易に確認することができました。

今の私であるならば、危険予知ができることでしょう。もしかしたら、このトラックは何かを探しながら運転しているのかもしれない。このため、急ブレーキをかけるなどするかもしれないと…。

しかし、当時はそれができませんでした。再び、前を走るトラックが急ブレーキをかけました。車間距離が、再び、グーッとつまりましたので、私も、再び、ブレーキを踏みました。するとまた、トラックはスッーと走り出しました。

イライラし始めていた私は、このトラックを追い越すつもりで、右の指示器をだし、後方を確認し、車線を変えつつ、前方を向きました。

事故は、その一瞬の出来事でした。

左折を開始したトラックの荷台から突き出た荷物にぶら下がった赤色の布が、当方のワゴン車前を左の方から右の方へと横切ったように見えました。私は、慌てて急ブレーキを踏みましたが、間に合いませんでした。

当方のワゴン車は、赤色の布がぶら下がった荷物に衝突し、荷物を押し曲げるような格好で止まりました。折れ曲がった荷物はアルミの長尺物でした。トラックには○○サッシと書かれていました。

2.事故現場での相手とのやりとり

「申し訳ありませんせんでした」私はワゴン車から降りるなり、そう叫ぶように謝罪しました。トラックからおりてきた人は温厚な人でした。怒鳴られることもなく、ちらっとアルミの荷物を見ては、携帯電話で淡々と誰かに連絡をとっていました。当方は警察に事故発生について連絡し、あわせて当方の会社にも事故発生の報告をしました。保険会社に対しては当方の会社から連絡をとってもらいました。

相手方の荷台から突き出た部分のアルミの荷物は、完全に、くの字に折れ曲がっていました。相手方は「もうこれは使えないなぁ」というようなことを携帯電話で話していました。当方のワゴン車はワイパーの下辺りのボディーにかすり傷がある程度でした。

相手とのやり取りは全くと言っていい程、なにもありませんでした。警察が来て現場確認の途中で、警察官立ち会いのもと、事故当事者同士の名刺の交換をしたくらいでした。翌日、私は相手方の会社に謝罪に行きました。

相手方の荷物の納品が遅れるなど、多大な迷惑をかけてしまったという気持ちからでした。対応してくださった社長さんも、またたいへん温厚な方で、こちらが恐縮しました。

3.保険会社とのやりとりと過失割合

保険会社から連絡をもらった「過失割合は10:0」で、当方が過失がすべてでした。車間距離、追突、前方不注意およびその他諸々、警察の事情聴取で注意を受けていたので納得の結果でした。お互い怪我がなかったことが、不幸中の幸いだと思いました。

保険会社の担当者は、「相手方も大丈夫とおっしゃってますし、物損だけですから、心配せずに任せて下さい。」と言ってくださいました。心強い一言だと感じました。私はその後、送られてきた事故報告書に必要事項を記入して、保険会社に提出しました。

4.自分と相手の損害額

当方の損害はありませんでした。当方のワゴン車の傷は、手持ちのコンパウンドで磨けばきれいに修復しました。相手方の損害は約80万円だったそうです。

5.事故に遭って自分の自動車保険について思った事

万一の事故に備えて、自動車保険には加入しておかなければならないと強く感じます。今回の相手方の損害は約80万だったそうですが、私が仮に無保険で、個人的に補償するとすれば、まず査定ができないと思います。

参考 → @nifty 教えて広場 – 母親が無保険で交通事故をしました

100万と言われたら、どうしようかと思います。自動車保険に加入していれば、当事者間だけで交渉する必要はありません。第3者の視点で過失割合や、実損を査定して、公正妥当と思われる着地点を見いだせるのですから。自動車を運転する者にとって、自動車保険は、心強い味方と言えると思った事故の体験でした。