原付とトラックの人身事故

私は都内の飲食店に勤務しておりまして、夜帰る時間が遅く電車もないので、毎日原付バイクで通勤しておりました。
出勤は昼過ぎ。
その日も変わらず原付バイクで出勤していました。

1.事故の概要

交通量の多い場所だったので、スピードを出すこともなく左車線の一番左側をゆっくりと走っていました。ミラーで右車線後方にトラックがいることを確認。車線も違うし、スピードもあったので追い越していくのだろうと思っていたのですが、私に並んだその2トン車は、急にウインカーも出さず猛スピードで左の車線に突っ込んできました。

私は危ないと感じ、すぐにブレーキをかけたのですが、トラックはスピードを落とすことなくこちらに突っ込んできて、私に激突。
私は横のガードレールに激突し激しく横転。そのまま10メートルほど勢い良く飛ばされました。嘘みたいな不思議な体験なのですが、飛ばされている時は全てがスローモーションで見えていて、自分がどのように転がっていったか、バイクがどっちに飛んで行ったか等を鮮明に覚えています。

そしてトラックはなぜか止まることなく勢いをあげ、私のバイクの上を乗り越えた挙句ガードレールに激突し、ようやく止まりました。
トラックが止まってからは私もホッとしたのか、そこで全身の激痛に気づき、血も結構出ていて立てなかったのでそのまま横になっていました。交通量も通行人の量も多い場所だったので、すぐに救急車が呼ばれ病院に運ばれました。私は全治2ヶ月の大怪我を負いました。バイクも原形がないほど大破していました。激痛でしたが意識はあったので相手の男性が相当パニックに陥っていたことを覚えています。

2.事故の真相

後から聞いた話では、荷物の納品に行く途中、交通量の多い場所だったので、駐車スペースがなく周辺をグルグル何周も回っていて、ようやくスペースを見つけたので、周りを確認せず急いでハンドルを切ったそうです。車を止める場所ばかり探していて、周辺状況等はまるで見ていなかったそうです。
最初ぶつかった時に「しまった!」と思ったそうなのですが、慌てすぎてブレーキではなくアクセルを思い切り踏んでしまい、バイクを踏みつけガードレールに激突したそうです。間違えてアクセルを踏んで再加速して踏んだのがバイクで本当に良かったです。
私は1メートル横にずれていたのでなんとか助かりましたが、すごい勢いでバイクを踏んで乗り越えていったので、私が潰されていたらと思うとゾッとします。おそらく即死でしょう。

3.過失割合

後日、警察と保険会社と話し合いました。過失割合は10対 0となりました。私も走っていたので基本的には10対 0にはなりにくいそうなのですが、「完全に僕が悪いので。」という相手の意向もあり、その過失割合となりました。
相手は大手運送会社のトラックだったので事故後の対応も良く、運転手の方の上司が何度も見舞いに来てくださいました。
気に入っていたバイクは償却の関係でほとんどお金にならず悲しい思いをしましたが、命だけでも助かって良かったのかな、と今は思っています。